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2020-06-17 16:00

経済

インドとの協力で女性起業家を支援するためのウェブセミナーが開催

女性起業家
近隣国インドとの関係を強化し相互発展を目指す
インド商工会議所の女性組織(FLO)が主催するウェブセミナーが開催され、女性起業家を後押しし女性に持続可能な生計を創成することを目指した、インドとミャンマーのコラボレーション機会を模索するロードマップを作ることについて議論が行われた。

対話セッションは、在ミャンマーのインド大使館、インド・ミャンマー商工会議所、ミャンマー女性起業家協会の協力で行われ、駐ミャンマー・インド大使であるSaurabh Kumar氏、インド・ミャンマー商工会議所のSunil Seth会長が、両国間のビジネス機会の拡大について言及した。

インド首相のナレンドラ・モディ氏が提唱したアクトイースト政策は、アジア太平洋地域において近隣国との付き合いを拡大することに焦点を置いている。その主な目的は、2国間、地域および多国間レベルでの継続的な関与を通して、経済協力、文化的なつながりを強化し、アジア太平洋地域の国々の戦略的関係を構築することである。

1992年の経済的イニシアチブとして予定されていたこの政策は、対話と協力のための制度メカニズムの確立を含む政治的、戦略的、文化的側面を得て、それにより、インドの新しいアプローチを明確に強調している。

駐ミャンマー・インド大使であるSaurabh Kumar氏は、次のように説明した。
「両国間の文化的交流と歴史的接触は、我々の関係の基礎であり、中核である。インドとミャンマーは、ベンガル湾多分野技術経済協力イニシアチブに参加しており、ミャンマーは、『アクトイースト』と『近隣諸国優先外交』という2つの外交的政策の対象となっている唯一の国である。現在、我々は、両国間の相互ビジネスと貿易にさらに焦点を当てる必要がある。」(プレスリリースより引用)


女性起業家を支援し持続可能性を持つ経済を創成
FLOの代表であるJahnabi Phookan氏は、ベンガル湾多分野技術経済協力イニシアチブの国々の中で、最初にミャンマーと対話セッションをスタートさせたことを喜び、次のように述べた。
「2020年代の新しい10年間で、ビジネス機会のために協働し、生計につながる企業家主導による市場の力の可能性を探求し、そして女性のための強力な経済同盟を構築し、両国で女性幹部リーダーを作り出したいと考えている。自立したインドへの道としての持続可能性、そして、人々、地球、利益は、確実に共存する。ナレンドラ・モディ首相のビジョンを念頭に置き、我々は、ミャンマーのために、コマース・コミュニケーション・カルチャーという3つのCを進めていきたいと考えている。」(プレスリリースより引用)

さらに、Phookan氏は、現在の状況について、「現在は前例のない時代であり、我々は皆、新型コロナウィルスという見えない敵と戦っている。持続可能性は、女性による、生計につながり企業家精神を主導する企業を女性が作り出すための中心的なステージとなる。女性は、雇用を求めるのではなく、雇用を作り出すことに尽力するべきである。」と語った。

インド・ミャンマー商工会議所は、インドとミャンマーの企業から参加した19人のメンバーで構成されている。インドとミャンマーは、ともに急速に経済が発展し、2国間の貿易には大きな可能性があり、ビジネス関係とコミュニティへの関与を改善させるために協働できる多くのセクターや産業がある。

また、ミャンマー女性起業家協会は、女性起業家に研修やコーチング、指導を行い、学生が教育を受けるように勧めて支援をするボランティアも行っている。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

ミャンマー情報省
https://www.moi.gov.mm/moi:eng/?q=news/14/06/2020/id-21928

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