2020-06-06 16:00
社会
バングラデシュから不法に帰国したロヒンギャ男性、新型コロナに感染

国内初のロヒンギャの感染
ミャンマー保健・スポーツ省(Ministry of Health and Sports)は6月4日、バングラデシュからミャンマーへ不法に帰国したイスラム系少数民族ロヒンギャの男性が、新型コロナウイルス(COVID-19)の陽性反応を示したことを明らかにした。ミャンマー国内でロヒンギャの感染が確認されたのは初めてである。このロヒンギャ男性は5月30日、ミャンマー・ラカイン州のマウンドー郡区(Maungdaw Township)にある親戚の家に家族5人で到着したが、すぐに移行キャンプで隔離された。
陽性反応を示したのは5人のうち1人だけだが、郡区の医療担当官であるKyaw Maung Maung Thein医師は、
「当局はこの男性と接触したすべての人物を追跡している」(MYANMARTIMESより)
と述べている。また、このロヒンギャ男性は、マウンドーの公立病院で治療を受けているという。
バングラデシュの難民キャンプでも死亡者
迫害を逃れてミャンマーを脱出した100万人以上のロヒンギャが暮らす隣国バングラデシュの広大なキャンプではCOVID-19の感染が増えており、当局は6月2日、ロヒンギャ難民が初めてCOVID-19で死亡したことを発表したばかりだ。ミャンマー・ラカイン州でCOVID-19の感染が確認されたのはこれまでに3人で、そのうち2人がマレーシアから帰国した者だという。
なお、4日時点でミャンマーの感染者は234人で、6人が死亡している。
(画像はThe Irrawaddyより)
外部リンク
1st Rohingya in Myanmar tests positive for virus
https://www.aa.com.tr/
Rakhine Muslim tests positive for COVID-19 in Maungdaw
https://www.mmtimes.com/
Rohingya Man Tests Positive for COVID-19 After Returning to Myanmar Illegally From Bangladesh
https://www.irrawaddy.com/
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