2020-05-22 17:00
社会
テレノール、オンライン学習プラットフォームへの期間限定無料アクセスを提供

休校により教師が家からリモートで授業
テレノールミャンマーは、新型コロナウィルス感染拡大の影響を受けた教育に対するサポートを強化するために、教師が教育省のオンラインプラットフォームに6ヶ月間無料でアクセスできるサービスを提供することを発表した。また、基礎教育局(DBE)による学習リソース「DBE Box」を、インターネットサービスが現在利用できないラカイン州とチン州の8郡区にいる2,000人の教師と50,000人の生徒に無料で提供する。
教育省のオンラインプラットフォームは、4年生、7年生、10年生向けの新しいカリキュラムで教師へのトレーニングを提供することを目的としている。新型コロナウィルスにより、教師が家からリモートで接続して教えることを余儀なくされているため、プラットフォームへのオンラインアクセスに対する重要性が高まっている。
教育省、基礎教育局の副局長であるTin Maung Win氏は、次のように述べた。
「教育省が、学習ツールに中断なくアクセスできることが不可欠である。この困難な時に、オンライン学習コースを使用する教師は、6ヶ月間インターネットデータへ無料でアクセスでき、また、テレノールの支援により、ラカイン州とチン州の8郡区の学校へ150のDBE Boxを提供する。」(プレスリリースより引用)
ミャンマーモバイル教育プロジェクト(MyME)によって開発されたDBE Boxには、教師の研修コンテンツや、ビデオや短編小説、詩などを使用した学習補助教材、学習者向けのイラスト入り教材、テレノールのオンライン安全コンテンツが含まれている。
DBE Boxは、携帯電話からボックス内のコンテンツにアクセス可能になるルーターで構成されるRaspberry Piミニコンピュータに構築されている。
教育を含む不公平の低減に長年にわたり尽力
テレノールミャンマーの最高経営責任者であるHans Martin Hoegh Henrichsen氏は、接続性が重要視される現在、オンライン学習コンテンツにアクセスできない教師を助け、DBE boxeを提供することは、不公平の低減に対する同社の長年にわたるコミットメントに沿ったものであるとの見解を示し、次のように説明した。「新型コロナウィルスは、持てる者と持たざる者との間の社会的ギャップを前例がないほど広げる恐れがある。ミャンマーでは、公立学校や地方の教師など多くの部門が影響を受けている。我々は、このイニシアチブがギャップを埋め、ミャンマーの若者を教育するという重要な役割において、熱心な教師が必要とするリソースを確保できることを願っている。」(プレスリリースより引用)
教育省のオンラインプラットフォームへの無料アクセスは2020年5月15日から可能で、学校再開より前に、教師の研修コンテンツにアクセスでき、再開後も教師が復習の研修を継続することができる。
(画像はプレスリリースより)
外部リンク
Telenor Myanmar Press Releases
https://www.telenor.com.mm/
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