ミャンマーニュース

ミャンマー国軍は5月13日、同国西部に位置するラカイン州で兵士が拘束者の頭を殴ったり蹴ったりする動画がSNSで拡散された問題で、兵士による虐待を認めた。

拡散された動画では、手錠をかけられ目隠しされた5人の男性が床に倒れ込んでおり、彼らは自分たちが民間人であることを告げている。

動画の英語字幕によると、1人がと述べているが、兵士はと叫び、拘束者の髪の毛をつかんで頬を殴っているという。

また、他の兵士は靴で拘束者の顔を何度も叩いている。

5人の男性は反政府勢力のアラカン軍（AA）であるとの疑いで拘束され、事件が発生した4月21日に船で州都のシットウェに移送されていたという。

ミャンマー国軍は軍のウェブサイトで声明を発表し、と述べ、虐待した兵士の捜査をしていることを明らかにした。

一方、どの部隊の誰が虐待行為に及んだのか、どのような刑罰を受けることになるのか、誰が責任者なのかなどの詳細は明らかにされていない。

SNSで拡散された動画を誰が撮影したのかは特定されていないが、国軍は4月27日にラカイン州Ponnagyun郡区で撮影されたと明言している。

なお、拘束された男性の家族はAAとのつながりを否定し、と述べていた。

（画像はREUTERSより）

外部リンク

Myanmar's army investigating soldiers over video of abuses
https://www.reuters.com/

Myanmar army admits prisoner abuse after assault video emerges
https://www.straitstimes.com/

Myanmar army admits prisoner abuse after beating video emerges
https://www.aljazeera.com/