ミャンマーニュース

世界銀行は4月20日、緊急支援活動の一環としてミャンマーの新型コロナウイルス肺炎（COVID-19）緊急対応プロジェクトに5,000万ドルの融資を承認したことを発表した。

同プロジェクトでは集中治療室（ICU）の数を増やすことに焦点を当て、8つの中央レベルの病院と43の地域および州レベルの病院を対象に、人口密度の高い地域や頻繁に移動する地域など、最もリスクの高い地域から段階的にアップグレードしていくという。

世界銀行のカントリーディレクターであるマリアム・シャーマン（Mariam Sherman）氏は、と述べている。

アジアで最も貧しい国の1つであるミャンマーでは20日朝の時点で、COVID-19の感染者は5人の死者を含む計119人だ。同国最大の商業都市であるヤンゴンでは91人の感染者を抱え、最もCOVID-19の打撃を受けている。

同国では過去数十年にわたり公衆衛生への投資が不十分であったため、全国的に医師とベッド数が不足していることも、事態を悪化させているという。

なお、ICU増加の他、同プロジェクトでは医療スタッフ等の能力開発にも取り組む。

（画像はThe Irrawaddyより）

外部リンク

World Bank Loans Myanmar $50M for COVID-19 Response
https://www.irrawaddy.com/

World Bank fast-tracks $50 million loan for Myanmar ICU upgrade
https://www.mmtimes.com/

World Bank approves US$50 million for Myanmar COVID-19 Emergency Response
http://mizzima.com/