ミャンマーニュース

ミャンマー大統領府は4月17日、伝統的な新年を祝うために約2万4,896人の囚人を無条件で解放した。東南アジア諸国では毎年4月の正月に何千人もの囚人に恩赦を与えるが、今回のミャンマーの恩赦は、史上最大の数になる。

首都ネピドーの刑務所の上級役員は詳細を明らかにしなかったが、と述べている。また、恩赦に含まれる87人の外国人は、国外追放になるという。

政治犯支援協会（Assistance Association for Political Prisoners）の共同創設者であるボー・チー（Bo Kyi）氏は、と述べている。

大統領府の声明によると、無条件の恩赦は“人道上の懸念を考慮”しためで、死刑囚は終身刑に、終身刑は40年の刑期に、40年を超える刑期は40年に、40年より短い刑期はさらに短くなり、全ての受刑者の刑期が短縮される見込みだという。

ニューヨークを本拠とするヒューマン・ライツ・ウォッチは4月初旬、ミャンマー政府に対し、刑務所内の人口を減らして新型コロナウイルス肺炎（COVID-19）の蔓延を抑えるよう要請していた。

ミャンマーの刑務所は過密で不衛生な上、COVID-19を治療する設備が整っていないからだ。

なお、今回の恩赦により、ミャンマーの刑務所人口の4分の1が解放される。

（画像はAnadolu Agencyより）

外部リンク

Myanmar to free almost 25,000 prisoners in New Year amnesty: president
https://www.reuters.com/

Myanmar to release 25,000 prisoners amid virus fears
http://www.rfi.fr/

Myanmar pardons more than 24,000 prisoners in amnesty
https://www.aa.com.tr/