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2020-04-28 10:00

社会

国連事務総長特別代表、ミャンマーに停戦を要請 子供の死傷者増加を警告

国連
子供を保護するための早急な措置を要請
国連事務総長により任命される特別代表(Special Representative of the Secretary-General:SRSG)の「子供と武力紛争担当」であるバージニア・ガンバ(Virginia Gamba)氏は、ミャンマーの紛争の当事者に対し、子供を敵対行為から保護するために必要なすべての措置を早急に実施するよう要請した。

ガンバSRSGは、
「世界がCOVID-19との共同闘争に直面しているため、事務総長による世界的な停戦要請に基づいて行動し、敵対行為を停止するよう要請する」(プレスリリースより)
と述べている。

また、ミャンマー国内のいくつかの反政府勢力が宣言した「停戦」を歓迎した。

例年を上回る子供の死亡
ガンバSRSGによると、2020年1月から3月までの3ヶ月で紛争により死亡した子供の数は、すでに2019年に死亡した子供の数の半分以上に達し、2018年の死亡数を大幅に上回っているという。

このような子供の犠牲には、同地域で国軍とアラカン軍の戦闘が、ここ数ヶ月で前例のないほど激化していることが背景にある。

同SRSGは特に、ラカイン州とチン州で空爆や地雷などにより死亡した子供の数が、今年に入って急激に増えていることを懸念。

さらに、子供に対する虐待や性的暴力を止め、防止するための共同行動計画の策定等を国連加盟国に要請している。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

SRSG for Children and Armed Conflict
https://childrenandarmedconflict.un.org/

SRSG for Children and Armed Conflictのプレスリリース
https://childrenandarmedconflict.un.org/myanmar/

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