ミャンマーニュース

ミャンマー保健・スポーツ省は3月31日朝、新型コロナウイルス肺炎（COVID-19）の感染が確認された69歳の男性が、ヤンゴンの病院で死亡したことを明らかにした。同国では、COVID-19による死亡は初めてである。

死亡した男性は鼻腔がんの治療のためオーストラリアに1ヶ月滞在し、14日にヤンゴンに到着する前に、4日間シンガポールに滞在したという。

この男性は18日に発熱、咳、喉の痛みを訴え、25日にヤンゴン総合病院の集中治療室に入ったが、27日にCOVID-19に感染していることが判明したため、他の病院に移送されていた。また、男性の息子（45歳）も感染が確認されたため、隔離されている。

ミャンマーではCOVID-19の初感染が確認された23日以降、わずか1週間で国連職員1人とフランス人観光客3人を含む14人の感染が確認されている。

ヤンゴンのホテルで隔離されているフランス人観光客は30日に感染が確認され、観光客に同行していたツアーガイドも数日前に感染が確認されたという。

COVID-19の感染が確認される前、保健大臣はウイルスに対する準備が整っていると記者団に述べてきたが、政府の病院で働く医師は、適切な防護服、マスク、手袋などの不足を訴えている。

オンライン上にはオートバイのヘルメットとゴミ袋を身に着けた医者の写真が出回っているといい、その安全性が疑われる。

（画像はAnadolu Agencyより）

外部リンク

Myanmar reports first death from COVID-19
https://www.aa.com.tr/

Myanmar reports first COVID-19 death: 69-year old cancer patient
https://www.mmtimes.com/

Elderly Yangon man is Myanmar’s first reported COVID-19 death
https://coconuts.co/yangon/