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2020-03-31 06:00

社会

社会福祉救済復興省、IDPキャンプでの新型コロナ感染症対策について国連機関と会議

IDPキャンプ
キャンプの避難民を人道的に保護
社会福祉救済復興省のウィン・ミャ・エー大臣は、3月27日、国内避難民(IDP)に対する新型コロナ対策の準備として、国連の人道支援機関とビデオ会議を行った。

会議の冒頭、ウィン・ミャ・エー大臣は、次のように述べた。
「カチン州、カリン州、シャン州、ラカイン州の24郡区にわたって、128のIDPキャンプがあり、184,333人の避難民が収容されている。これらのキャンプの避難民を新型コロナウィルスから守るための行動計画があり、これには、国際的な人道支援と保護基準、機関間常設委員会による暫定ガイドラインが含まれている。」(プレスリリースより引用)

また、大臣は、IDPキャンプ間で、新型コロナを監視、認識、治療し、緊急対応を実施するために必要なものを要請するとともに、州や地域の政府、キャンプの管理委員会、関連組織は、新型コロナの感染防止に協力するべきであるとの見解を示した。

そして、国連常駐調整官は、特に紛争地域、IDPに住んでいる人々、災害時要援護者を新型コロナ感染から守るための全国的な包括性に対する政府の尽力を認めた。

また、国際連合世界食糧計画のディレクターは、健康食品や衛生製品を含む必要な支援を提供する準備ができている、と語った。

さらに、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の職員は、検疫施設の支援を提供し、ユニセフは、IDPにおける子供の保護、女性や子供たちへの支援、社会的弱者の保護に関する協力を強化する予定であると述べた。

様々な国際機関と政府の関連省庁が協力
その後、世界保健機関(WHO)、国連開発計画(UNDP)、国連人道問題調整事務所(UNOCHA)の職員も、提供できる支援について話し合った。

そして、Soe Aung副大臣は、IDPキャンプにおける高齢者、慢性疾患を持った患者、障がい者、妊婦、子供たちに必要な栄養と支援があると述べた。

会議の最後に、ウィン・ミャ・エー大臣は、新型コロナウィルス感染症に対する中央委員会は3月13日に組織され、社会福祉救済復興省は、3月18日に支援のための覚書に署名したことを国際機関に通知した。

大統領事務所と保健・スポーツ省、社会福祉救済復興省からのタスクフォースが、新型コロナウィルスの症例を監視しており、ラボテストで陽性となった場合、濃厚接触者を特定して効果的な測定を行う。

また、IDPキャンプにおける新型コロナウィルスの予防と封じ込めのための戦略計画の草案は、全員の協力を得て作成される。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

ミャンマー情報省
https://www.moi.gov.mm/moi:eng/?q=news/28/03/2020/id-21265

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