2020-03-08 03:30
社会
ピーにあるナイトマーケットで物乞いをする少年にインタビュー

食事や親の借金返済のために物乞いで得たお金を使う
公益社団法人シャンティ国際ボランティア会(以下、シャンティ)のミャンマー・ピー事務所の「2020年春期海外研修プログラム」に参加している押田 悠希氏が、ナイトマーケットで物乞いをする少年にインタビューを行い、その内容を3月1日のシャンティブログで報告している。同氏がある日、ピーにあるナイトマーケットで夕飯を食べていたところ、少年が小さな桶を持ってきて物乞いをしてきた。子供の物乞いを見るのは初めてで、ポケットからお金を入れたが、大きな衝撃を受けたとしている。そこで同氏は、彼らから話を聞き、その内容を共有することで、生活改善につながればと思い、ミャンマー人の友人に通訳をしてもらいインタビューを実施した。
少年にインタビューしたところ、1日で得られるお金の平均は4,000チャット。食事や親の借金返済のためにお金を使っていることが分かった。
家族のために物乞いを継続 「お金をもらうほうが幸せ」
「親の借金の返済が終わったら、学校に戻れるの?」という質問をしてみたところ、「父親が病気で無理して働いているため、家族が1人でも働かなくなったり、物乞いをしなくなったりしたら生活ができなくなってしまう現状がある」と話していた。また、同氏は、彼が「学校に行くよりもお金をもらうほうが幸せ」と言っていたことに関し、彼の生い立ちを反映した発言だと感じたとしており、自身が恵まれた環境で育ってきたのだと改めて実感したとしている。
(画像はシャンティ ホームページより)
外部リンク
シャンティブログ
https://sva.or.jp/wp/?p=37356
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