2020-03-13 06:45
社会
ミャンマーの貧困の現状 ジャパンハートが患者のケースを交えて紹介

ミャンマー人の平均月収は日本人のおよそ20分の1
ジャパンハートが、ミャンマーにおける貧困の現状を、患者のケースなどを交えて、3月9日に紹介した。国際労働機関(ILO)の調査によれば、2018年のミャンマー人の平均月収は、日本人比20分の1の203,091チャットであることが分かっている。バブル崩壊後、日本は貧しくなっていると言われているが、ミャンマーの現状はそれよりも悪い。
そんな中、ある男性のケースを長期ボランティア医師の大江将史氏が紹介した。Mogokという町に診療へ行った際に、中年の男性を診察し、見た瞬間にAcromegaly(先端巨大症)と分かるほどだったが、彼は検査や治療にかかるお金を支払えないため、それ以来病院に行っていないとしている。
外来で「胆石発作」と診断されるも手術代が払えない
20代女性は、以前マンダレーで「Gallbladder Attack(胆石発作)」と診断されていたが、ワチェの外来を受診。その理由は、二人の子供と生活しており、ホウキを編むことで生計を立てており、マンダレーで手術を受けるには、200,000チャットほどかかるということだった。同氏によれば、5月にはイタリアの腹腔鏡のチームがワチェにくるが、それまで痛み止めを処方するしか方法がなかったとしている。
(画像はジャパンハート ホームページより)
外部リンク
ジャパンハート 活動レポート
https://www.japanheart.org/
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