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2020-03-12 21:00

経済

インターネットサービスプロバイダーのFrontiir、Termaxiaを買収

Frontiir
高エネルギー効率、高性能、低コストのソリューションを展開
「Myanmar Net」の商標で知られる、大手インターネットサービスプロバイダーFrontiirは3月6日、クラウドストレージ技術を取り扱うTermaxiaを買収したことを発表した。

Frontiirは、「手頃なデジタルアクセスと情報サービスを提供し、グローバルなデジタル格差を埋める」という目標に従い、LTEや5倍のFTTHを使用して設計された従来のネットワークと比較して20倍効率的な同社の特許取得済みのアクセスネットワーク技術を活用して、ミャンマーの140万人のユーザーに1日あたり0.13ドルという低コストのインターネットサービスを提供している。

一方、Termaxiaは、エクサバイト規模のストレージを対象としたエネルギー効率が高く高性能なソフトウェア定義ストレージソリューションを提供している。

同社の主力製品であるクラウドベースソリューションもしくはオンプレミスで展開可能な製品は、市場で競合するソリューションを大幅に上回る、比類のないコスト/パフォーマンス比と信頼性を実現している

Termaxiaは、アメリカでの特許や出版権をいくつか保有しているChangbin Liu氏と、ペンシルバニア大学の工学部副学長兼コンピュータサイエンス担当教授であり、140の出版権を持つBoon Thau Loo氏によって設立された。

Changbin Liu氏は、発展途上国でインターネットの使用が拡大するにつれて、Termaxiaの高密度で高いエネルギー効率とコスト効率を持つストレージソリューションが発展途上国の大規模な利用に最適であるとの見解を示し、次のように述べた。
「最先端の技術と社会的影響を兼ね備えたFrontiirのような企業を見出したことは貴重なことである。我々は、発展途上国と先進国のデジタル格差にかけ橋をかけるという同社のビジョンを共有し、Frontiirのチームの一部として業務を続けていくことを歓迎する。」(プレスリリースより引用)

ペンシルバニア大学近くにR&Dセンターを新設
買収が完了すると、Termaxiaのソフトウェア定義ストレージソリューションは、FrontiirのISPインフラストラクチャと将来のクラウド製品をサポートするために、導入規模が大幅に拡大されることとなる。

新しいエンジニアリングのR&Dセンターは、ペンシルバニア近郊に設立される予定で、Frontiirのためのクラウドイノベーションおよびソフトウェア定義のデータセンター技術に焦点を置く。

Frontiirの会長兼CEOであるWai Lin Tun博士は、次のように説明した。
「この技術の獲得と、さらに重要である専門技術者とのパートナーシップにより、シリコンバレーにある既存のR&Dセンターと、ペンシルバニア大学に近い新しいR&Dセンターを通して、Frontiirの急速な革新の速度を継続する可能性が拡張される。我々は、Liu博士とLoo博士と協力して、ミャンマーの人々に、手頃な価格でクラス最高のクラウドサービスもたらし、我々がすでにインターネットで成功したものを提供できることを楽しみにしている。」(プレスリリースより引用)

(画像はFrontiirホームページより)


外部リンク

Frontiir Press Releases(PR Newswire)
https://www.prnewswire.com/

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