ミャンマーニュース

ミャンマー大統領府は3月13日午後、世界保健機関（WHO）による新型コロナウイルス肺炎（COVID-19）のパンデミック（世界的大流行）を宣言を受け、同日から4月末まで式典や祭りなどの集会を禁止した。

同大統領府が発表した声明によると、同決定はアウンサンスーチー国家顧問が率いる緊急会議で下され、式典や祭りが禁止される期間は必要に応じて延長されるという。

ミャンマーでは毎年4月に同国最大の祭りである「ティンジャン・フェスティバル（水かけ祭り）」が全国で開催され、伝統的な新年を迎える。通常、祭りには何万人もの人が集まるが、多くの人が集まるとCOVID-19の感染を拡大する可能性があるため中止にしたという。

政府の決定直前には、ヤンゴンの病院に入院している患者のCOVID-19陽性という“うわさ”が広がり、人々がパニックに陥った。病院はすでに“うわさ”を否定している。

ミャンマーでは3月13日時点でCOVID-19の感染は確認されていないが、偽ニュースやうわさにより、食料品や日用品の買い占めで必需品の奪い合いになっているところもあるという。

ミャンマー中部に位置するマグウェイ地方域のAung Moe Nyo大臣は政府の指示を受け、と述べた上で、3月中旬に行われる同地域最大の宗教祭を中止したことを明らかにした。

また、いくつかの民間組織は、政府の発表に応じて活動を中止または延期する計画を発表。

MRTV-4とChannel7を有するミャンマーの大手メディア企業も12日、毎年行われる「ティンジャン・フェスティバル」のイベントの中止を発表している。

さらに、ヤンゴンジャーナリズムスクールは、3月と4月のジャーナリズムコースの延期を決定した。

（画像はAandolu Agencyより）

外部リンク

Myanmar Govt Cancels Mass Gatherings and Thingyan Water Festival as Coronavirus Precaution
https://www.irrawaddy.com/

Myanmar cancels biggest festival amid coronavirus fears
https://www.aa.com.tr/

Thingyan celebrations cancelled after WHO declares coronavirus a pandemic
https://myanmar-now.org/