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2020-02-28 05:30

社会

エーヤワディー川のイルカ個体数調査で79頭を確認

イルカ
保護活動の結果で最大の個体数に
水産部の副部長であり、エーヤワディーイルカ保護担当であるU Han Win氏によると、2月10日から20日までマンダレーとバーモの間にあるエーヤワディー川において行われた調査で、79頭のエーヤワディーイルカが確認され、保護の取り組みが成功していることを示す結果となった。

エーヤワディーイルカの個体数は2002年から毎年計測されている。2002年の調査では72頭が確認され、2018年の調査では76頭のイルカが発見された。今年は79頭で、これまでで一番多い数となっている。

U Han Win氏は、次のように述べた。
「エーヤワディーイルカの調査は2002年に開始され、2004年から2010年までは72頭のイルカが発見された。2018年には76頭のイルカが見られたが、イルカの死亡も確認され、72頭の記録となった。今年、マンダレーとバーモの間で過去最高となる79頭のイルカが発見された。イルカの個体数の増加は、エーヤワディーイルカ保護と、バッテリーショックによる釣りを取り締まるためのパトロールに関する意識向上のための研修コースが功を奏したと考えられる。」(プレスリリースより引用)


違法な釣りの取り締まりも実施
また、今年、水産局とミャンマーの野生生物保護学会(WCS)は、ミャンマー海上警察と一緒に、エーヤワディーイルカの個体数調査を実施した。彼らは合同調査を行い、イルカ保護の意識向上のための研修コースを実施した。

さらに、調査の間、バッテリーショックによる釣りに関する道具も押収した。

WCSのプロジェクトマネージャーであるU Kyaw Hla氏は、「この調査では課題に直面せずに、期待した以上のイルカを発見することができた。昨年は、イルカの死亡率も低下したが誕生率も低下したことから、今年は75頭と見込んでいたが、嬉しいことに79頭のイルカが発見された。」と説明している。

エーヤワディーイルカは、3年に1頭の子供を産むことが分かっている。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

ミャンマー情報省
https://www.moi.gov.mm/moi:eng/?q=news/25/02/2020/id-20958

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