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2020-03-02 16:00

経済

JFEスチール、建材向けカラー鋼板の製造設備が完成

JFEスチール
ティラワ工業団地内に建設
JFEスチール株式会社(以下、JFEスチール)は、JFE商事株式会社(以下、JFE商事)らがミャンマーにおいて設立した事業会社JFE MERANTI MYANMAR Co., Ltd.が、かねてより建設工事を行ってきた建材向けカラー鋼板の製造設備が完成し稼動を開始したことを発表した。

溶融亜鉛めっき鋼板の製造設備は引き続き建設工事を進めており、2020年半ばの稼動を予定している。

JFE MERANTI MYANMARは、JFE商事のほか、伊藤忠丸紅鉄鋼株式会社、阪和興業株式会社、および、シンガポールのMERANTI STEEL PTE. LTD.が、持ち株会社を通じて設立した、建材向け薄板製品の製造・販売を行う会社で、ヤンゴン南部のティラワ工業団地内に製造設備を持つ。

設備は、年間生産能力が18万トンの溶融亜鉛めっき鋼板の生産ラインが1基と、年間生産能力が10万トンのカラー鋼板生産ラインが1基である。

高品質で優良サービスの現地生産が拡大へ
ミャンマーは、2011年の民主化以降経済発展が飛躍的に進み、2015年度の経済成長率は7.0%であった。

JFEグループは軍事政権時代からミャンマーでのビジネスに取り組み、2013年12月には、JFEエンジニアリングはミャンマー政府と合弁会社J&M Steel Solutions Co., Ltd.を設立して橋梁工場を稼動させている。

さらに、屋根・壁や構造材などの建材用薄板の需要が急速に拡大しているが、現在、この分野に使用される鋼材の大半は輸入材となっている。

しかし、今後、外国企業の進出に伴う工場建設の増加や、生活水準の向上に伴う顧客の高級化志向などにより、高品質で、技術サービスや短リードタイムなどのきめ細かなサービスを提供できる、現地生産へのニーズが高まっていくことが見込まれる。

JFE MERANTI MYANMARは、こうしたニーズに応えるとともに、インフラ向け基礎資材の供給を通じて地域経済の発展に貢献したい考えである。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

JFEスチール株式会社
https://www.jfe-steel.co.jp/release/2020/02/200227.html

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