• TOP
  • >
  • 社会
  • >
  • IHI、ミャンマー・タイ間の既存橋梁の解体と新しい橋の建設工事を受注
2020-02-13 06:00

社会

IHI、ミャンマー・タイ間の既存橋梁の解体と新しい橋の建設工事を受注

IHI
2つの斜張橋を新設
株式会社IHIは、グループ会社である株式会社IHIインフラシステムが、ミャンマーの建設省橋梁局から「ジャイン・ザタピン橋」および「アトラン橋」の新設工事および「ジャイン・コーカレー橋」を含む既設の3橋解体工事を受注したことを発表した。

IISが受注したのは、「東西経済回廊整備事業パッケージ2」の一環として、モーラミャイン~コーカレー間の既設の吊り橋であるジャイン・コーカレー橋とジャイン・ザタピン橋、および斜張橋であるアトラン橋を解体する工事と、ジャイン・ザタピン橋とアトラン橋を斜張橋として新設する工事である。

ミャンマーにとって主要な貿易国であるタイとの間を含めた、安全で高速な物流および旅客輸送網を構築することで、ミャンマー国内だけでなく、メコン地域との物流や貿易の円滑化および活性化を促進し、経済発展に寄与することを目的としている。

新設橋梁の完成は2023年7月の予定。

契約の調印式は、2020年2月6日にネピドーにおいて行われ、ミャンマー建設省のチョウ・リン副大臣や橋梁局長、国際協力機構(JICA)の唐澤雅幸ミャンマー事務所長、IHIの高柳執行役員らが出席した。

メコン地域との物流・貿易の活性化を促進
「東西経済回廊」とは、東はベトナム・ダナン港から、ラオス、タイを通過し、西はミャンマー・モーラミャインまで通じる国際幹線道路のこと。

そして、「東西経済回廊整備事業」は、日本政府の有償資金協力事業として実施されているもので、JICAが2015年10月に、ミャンマーと338億6,900万円を限度とする円借款貸し付け契約を締結している。

今回の事業では、東西経済回廊において、重量車両の通行制限により物流のボトルネックとなっているミャンマー国内の3橋について、既存橋梁の解体と新しい橋の建設を行う。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

株式会社IHI
https://www.ihi.co.jp/

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • twitter
  • facebook