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2020-02-14 06:00

社会

ロヒンギャ難民を乗せたボートがバングラデシュ沖で転覆、少なくとも15人死亡

ボート転覆
約70人を救助
バングラデシュ沿岸警備隊によると、同国コックスバザールの難民キャンプで暮らしていたイスラム系少数民族ロヒンギャを乗せたボートが同国南部の沖で転覆し、少なくとも15人が死亡したという。

AP通信は男性1人、女性14人、子ども1人の16人が死亡したと伝えており、さらに死亡者が増える可能性がある。また、約70人が救助された。

転覆した長さ13メートルの木製ボートには約130人が乗り、2000キロメートルも先にあるマレーシアに向かっていたという。

すし詰め状態のボートでマレーシアへ向かうのは非常に危険だが、イスラム教徒が大多数を占める国であるため、ロヒンギャは仕事と教育の機会を求めてマレーシアへ向かう。

より良い生活を約束することで誘惑
マレーシアに向かっていたロヒンギャ難民は、人身売買業者によって様々なポイントからボートに乗るように指示を受けていた。

通常、人身売買業者は海外でのより良い生活を約束することで難民を誘う。しかし、ボートによる違法な旅は、沿岸警備隊によってしばしば妨害される。

なお、転覆したボートに乗り救助された人々は、マレーシアに行くことを望んでいるという。

(画像はALJAZEERAより)


外部リンク

At Least 16 Dead After Boat Carrying Rohingya Refugees From Bangladeshi Camps Capsizes
https://time.com/

At least 15 Rohingya refugees die in boat capsize
https://www.reuters.com/

Rohingya refugees die after boat capsizes off Bangladesh
https://www.aljazeera.com/

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