ミャンマーニュース

ミャンマー初の大手通信事業者であるMPT（Myanma Posts and Telecommunications）は1月28日、新モバイル金融サービス「MPT Money」を開始したことを発表した。

MPTによると、「MPT Money」は同国でデジタル経済を促進し、革新的なソリューションと手頃な価格で最も信頼できるデジタルマネーサービスを提供することで、すべての人のファイナンシャル・インクルージョン（金融包摂）に貢献するという。

ファイナンシャル・インクルージョンとは、貧困や難民などが取り残されることなく金融サービスへアクセスでき、その恩恵を受けられるようにすることだ。

MPT Money Co., LTD.のマネージングディレクターであるKhin Maung Myint氏は、新モバイル金融サービスがキャッシュレス社会を発展させるための重要な技術革新であることに言及した上で、と述べている。

「MPT Money」は使い勝手のいいテクノロジーにより、OTC送金やウォレットサービス、請求書の支払いなどの電子金融取り引きが顧客と販売業者の両者にとってスムーズで便利になることが期待される。

ミャンマーの消費者は通信事業者のSIMカードを使用して「MPT Money」サービスを利用し、アカウント登録ができる。

さらに、社会のすべてのセグメントがデジタルマネーサービスにアクセスでき、送金手数料100％の払い戻しが可能な信頼性の高い安全なモバイル転送を楽しむことができるという。顧客は「モバイルウォレット」アカウントを開設し、そこへ払い戻し分が入金される。

なお、現在ミャンマー全土275郡区にある代理店は、今後数ヶ月で2倍になる予定だ。

（画像はプレスリリースより）

外部リンク

MPT
https://www.mpt.com.mm/

MPTのプレスリリース
https://www.mpt.com.mm/en/