2020-02-04 09:00
社会
ミャンマー人学生59人、チャーター便で武漢から脱出

帰還者は14日間監視下に
世界で感染が拡大している新型コロナウイルス肺炎の発生源とされる中国湖北省の省都である武漢(Wuhan)に取り残されたミャンマー人学生63人のうち、59人が2月2日にチャーター便でミャンマー第2の都市マンダレーに到着した。ミャンマー外務省によると、発熱していた学生2人、渡航書類に不備があった学生1人、武漢市外に住む1人は、チャーター便に乗れなかったという。
ミャンマー政府が取り残された人々をどう扱うかは明らかになっていない。
武漢を脱出した59人の学生はマンダレー市内の病院に移送され、特別医療チームによって監視されている。
マンダレーの監視・対応チーム(SRT)のトップであるYe Lwin市長は公式のFacebookページで、
「武漢からの帰還者は14日間監視下に置かれる。医療チーム以外は誰も病院の敷地内に入ることができない」(The Irrawaddyより)
と述べた上で、エリアは制限され、セキュリティスタッフは侵入しようとした人やセキュリティ対策に従わない人を撃つよう命じられていることをつけ加えている。ウイルス検査はタイで
ミャンマーでは2月2日時点で、新型コロナウイルス肺炎の感染は確認されていないが、1月31日に中国広東省の広州市から中国南方航空でヤンゴン国際空港に到着した中国人男性が、新型肺炎の疑いがあり病院に搬送されている。ミャンマーは国内でウイルス検査ができないため、同中国人から採取した検体は隣国タイへ送り、検査には数日を要するという。
なお、ヤンゴン国際空港に到着した中国南方航空の飛行機は、同中国人とミャンマー人2人を降ろして中国へ送還された。
(画像はThe Irrawaddyより)
外部リンク
Myanmar Evacuates 59 Students From Virus-Hit Wuhan, China
https://www.irrawaddy.com/
Stranded Myanmar students from Wuhan arrives in Mandalay
https://www.mmtimes.com/
Myanmar students flown home from coronavirus-stricken Wuhan
https://www.reuters.com/
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