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2020-02-03 19:00

社会

ミャンマー、乗客を乗せたまま中国便を送還 新型肺炎疑いの男性は病院へ搬送

新型コロナウイルス肺炎
ミャンマー人2人は入国
ミャンマー政府当局者によると、1月31日にヤンゴン国際空港に到着した中国南方航空(China Southern Airlines)の飛行機に新型コロナウイルス肺炎の疑いがある中国人男性が搭乗していたため、ほとんどの乗客を乗せたまま同便を中国へ送還したという。

新型肺炎の疑いがある男性はヤンゴン市内の病院へ搬送され、隔離された状態で詳しい検査を受けている。この男性は発熱に苦しんでいたという。

同便には、アメリカ人2人、フランス人2人、コロンビア人1人、ミャンマー人2人、中国人72人、計79人が搭乗。ミャンマー人2人は飛行機を下りることを許され、14日間自宅にとどまることに同意しているという。

なお、新型肺炎の疑いがある男性が乗っていたのは、中国広東省の省都である広州市からの便である。

国内でウイルス検査できず
ミャンマーでは31日時点で新型コロナウイルス肺炎の感染は確認されておらず、政府は国際空港や国境での検査を強化し、感染防止に努めている。

ミャンマーの専門家は、同国の脆弱な医療制度が深刻な新型肺炎の流行に対処できないことを恐れているという。

保健省の広報担当者は、
「ミャンマーには国内でウイルス検査を行う能力がなく、疑わしい患者のサンプルを近隣のタイに送っている」(REUTERSより)
と現状を語った。

検査を受けている中国人男性の検査結果は、1週間以内に出るという。

(画像はREUTERより)


外部リンク

Myanmar sends back China plane after coronavirus scare
https://www.channelnewsasia.com/

Myanmar turns back China Southern flight over coronavirus fears: government spokesman
https://www.reuters.com/

Myanmar quarantines Chinese man suspected of suffering from coronavirus infection
https://www.mmtimes.com/
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