2020-01-13 15:00
政治
習近平国家主席、新年初の外遊はミャンマー

19年ぶりに中国国家主席がミャンマーを訪問
中国外交部の報道官は1月9日、同国の習近平国家主席が17日と18日の2日間、ミャンマーのウィン・ミン(Win Myint)大統領の招待に応じて、ミャンマーを訪問することを明らかにした。これは2020年の習国家主席の初外遊で、江沢民(Jiang Zemin)以来19年ぶりの中国国家主席のミャンマー訪問でもある。
習国家主席はミャンマーを訪問中、ウィン・ミン大統領が主催する一連の活動に参加する他、事実上のリーダーであるアウンサンスーチー(Aung San Suu Kyi)国家顧問やミン・アウン・フライン(Min Aung Hlaing)国軍最高司令官らと会談する予定だ。
地政学的な観点からみて重要な国
ミャンマー商業省(Minister for Commerce)のアウン・トゥ(Aung Htoo)副大臣によると、習国家主席がミャンマーを訪問中、国境経済協力とラカイン州のチャウピュー(Kyaukphyu)経済圏に関する覚書に署名するという。地政学的な観点からみて、ミャンマーは中国内陸部からインド洋へのアクセスにおいて重要だ。
中国社会科学院東南アジア研究センターの所長も
「ミャンマー西部のチャウピュー港は、中国がインド洋にアクセスできる最も重要な海門の1つだ」(GLOBAL TIMESより)
とミャンマーの重要性を述べている。また、習国家主席が2020年最初の外遊にミャンマーを選んだことも、その重要性を表しているだろう。
(画像はGLOBAL TIMESより)
外部リンク
Chinese President to visit Myanmar on January 17
https://elevenmyanmar.com/
Xi Jinping to visit Myanmar next week seeking to boost ties and push China projects
https://www.scmp.com/
Xi to make first visit in new year to Myanmar
https://www.globaltimes.cn/
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