2020-01-04 13:00
社会
ミャンマーの反政府武装組織、人質16人を解放

国軍と無関係と判明し解放
ミャンマーの反政府武装組織であるアラカン軍(Arakan Army:AA)は1月1日午前7時頃、同国ラカイン州の旅客フェリーから拉致した16人のバス運転手をブティダウン郡区(Buthidaung Township)の管理者らに引き渡した。解放された16人は、運輸・通信省(Ministry of Transport and Communications)が監督する道路輸送管理局の職員である。
ラカイン州内陸水運局のAung Lin副部長によると、前日となる12月31日にシットウェ(Sittwe)からブティダウン郡区へ向かう旅客フェリーで拉致されたという。
16人の職員は、ラカイン州のマウンドー郡区で政府主導の本国送還プログラムに取り組んでいるドライバーだ。
AAは声明を発表し、人質16人を一時的に拘束したことを認めた上で、国軍と無関係であることが判明したため解放したことを明らかにしている。
頻発する民間人の拉致
この地域では民間人が反政府武装組織に拉致される事件が頻発しており、10月にはマンダレーからシットウェに向かう旅客バスから31人、Rathedaung郡区の旅客フェリーから25人が拉致された。人質のほとんどは解放されているが、上院議員を含む十数人が未だ拉致されたままである。
(画像はThe Irrawaddyより)
外部リンク
AA releases 16 captive govt bus drivers
https://www.mmtimes.com/
AA Frees 16 Myanmar Govt Employees After Abduction
https://www.irrawaddy.com/
AA releases sixteen drivers from Road Dept
https://elevenmyanmar.com/news/
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