2020-01-08 14:00
政治
72周年となる「ミャンマー独立記念日」の式典開催:ヤンゴン

植民地支配から解放された時間に国家掲揚
ミャンマー情報省によると、同国最大都市のヤンゴンにあるマハバンドゥーラ公園(Maha Bandula Park)で1月4日、72周年となる「ミャンマー独立記念日」を祝う式典が開催されたという。ミャンマーがイギリスの植民地支配から解放された午前4時20分に国旗を掲揚。午前4時25分には、ヤンゴン管区のPhyo Min Thein首相が会場に到着し、名誉衛兵の敬礼を受けたという。
また同首相は、ウィン・ミン(Win Myint)大統領からのメッセージも代読している。
なお、式典にはヤンゴン管区首相のほか、ヤンゴン司令長官、ヤンゴン管区の最高裁判官、地域の閣僚、上級軍将校らが出席した。
完全独立までの経緯
ミャンマーは1948年1月4日、1886年から60年以上続いたイギリス統治から紆余曲折を経て、「ビルマ連邦」として完全に独立した。ミャンマー独立の父として現代でも国民から慕われるアウンサン将軍は1942年、日本軍とともにイギリス軍を駆逐。翌1943年にバー・モウ氏を国家元首とする「ビルマ国」が建国された。しかし、イギリスから独立したものの主権は日本にあり、完全な独立ではなかった。
その後、インパール作戦失敗などで日本軍が劣勢となると、アウンサン将軍はイギリスとともにビルマ国政府と日本軍を打倒。その一方、イギリスはビルマの独立を許さず、再びイギリス領となる。
アウンサン将軍はその後も完全独立を目指して活動するが、1947年7月19日、ビルマ独立を見ることなく6人の仲間とともに暗殺された。
暗殺の翌年となる1948年1月4日、アウンサン将軍が取り付けた約束に従ってビルマは完全独立を果たしている。
なお、1989年にビルマからミャンマーへ国名を変更している。
(画像はプレスリリースより)
外部リンク
ミャンマー情報省
https://www.moi.gov.mm/
ミャンマー情報省のプレスリリース
https://www.moi.gov.mm/news/
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