2020-01-09 05:15
社会
ジャパンハート、NCDになるミャンマー人が増加している現状を報告
マンダレーのマンダレーブリューアリーでBLS講習を
ジャパンハートのミャンマー長期ボランティア医師である大江将史氏が、NCDになるミャンマー人が増加している現状を、1月5日に報告した。ミャンマーでは、生活習慣病から糖尿病・心疾患・がん・慢性肺疾患を引き起こすNCDになっている人が増加。同氏によれば、マンダレーにあるマンダレーブリューアリーでBLS講習をした際にも、心肺停止につながる生活習慣病についてレクチャーをしてほしいという依頼を受けたとしている。
リスク調査を実施 「健康志向」などの概念が存在せず
2014年9月から12月にかけて、ミャンマー全国の52の場所で行われたNCDのリスク調査では、かみタバコ「キンマ」が口腔がんや咽頭がんになるリスクを高めると認識しながら使用する人が、およそ80%もいることが分かった。また、「肥っていることは豊かである」という考えがあるミャンマーでは、肥満に対する抵抗感や、体重計の数値を隠そうとすることがなく、肥満が増加する一因にもなっている。
さらに、過去30日以内に飲酒した男性は全体の38.1%、女性は1.5%で、「これまで飲酒したことがない」と回答した男性は全体の41.9%、女性は95.8%になったことも分かった。
(画像はジャパンハート ホームページより)
外部リンク
ジャパンハート 活動レポート
https://www.japanheart.org/
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