2019-12-27 00:15
社会
ミャンマー警察に反発 女児レイブ被害者の名前を公開

Facebookに被害者家族の詳細も記載
ミャンマーの首都ネピドーで発生した女児への性的虐待事件に関して、ミャンマー警察は12月19日に記者会見を行い、被害にあった女児の身元を明らかにした。これを受け、同国最大都市ヤンゴンに数百人が集結し、身元を明らかにした警察官に対する処罰を求めた。「ビクトリア」というニックネームを持つ被害者の女児は、2019年5月16日に保育園でレイプを受けたことが明らかとなっており、警察は7月14日に容疑者男性を逮捕。しかし、12月18日に証拠不十分で釈放されている。
警察は同容疑者が釈放された翌日となる19日に記者会見を開き、上級警察官4人が犠牲者の女児の名前を明らかにした。また、警察署の公式Facebookページに、被害者女児とその家族に関する詳細情報を載せたという。
「ビクトリアは2度レイプされたようなものだ」
抗議集会に参加したKyee Myint弁護士は、「法律に基づき記者会見に登場した警察官に対して措置が講じられるだろう」(ELEVENより)
と述べている。ミャンマーの法律では、子どもが被害者あるいは犯罪の目撃者の場合、警察の捜査中、法廷での聴取中、あるいはメディア等で身元の開示や写真撮影を禁止しているからだ。
また、抗議集会に参加した人の中には、
「ビクトリアは2度レイプされたようなものだ」(Radio Free Asiaより)
と怒りをあらわにし、警察官の倫理違反を訴えた。なお、警察のスポークスマンは、違法行為に対する抗議に関してコメント要請に応じていない。
(画像はELEVENより)
外部リンク
Hundreds rally against Myanmar police over child rape case
https://www.reuters.com/
Hundreds Protest Police Naming of Child Rape Victim in Myanmar
https://www.rfa.org/
Public rally calls for action against unethical police officers
https://elevenmyanmar.com/
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