2019-12-23 08:45
社会
アウンサンスーチー国家顧問、ミャンマー国軍による意図的なジェノサイドを否定

少数民族武力勢力の掃討作戦で起きた悲劇 虐殺を否定
アムネスティ・インターナショナル(以下、アムネスティ)が、アウンサンスーチー国家顧問の国際司法裁判所で行ったロヒンギャ虐殺(ジェノサイド)に関する証言を、国際事務局発表のニュースとして12月19日に報じている。同国家顧問が12月11日、国際司法裁判所で証言したところによると、ロヒンギャ虐殺に関して、ミャンマー国軍による意図的なものではなかったと否定。ロヒンギャへの正義をどう果たすかが今回の裁判の焦点である中、戦闘員と民間人を区別できなかったという説明もあり、意図的に事実をねじ曲げようとする政権の危うさも露呈した。
軍幹部ら13人が主導 アムネスティによる調査結果も
アムネスティによる独自調査では、ミャンマー国軍最高司令官やミンアウンライン上級大将が主導して、ロヒンギャに対する犯罪行為をしたという結果もでている。現在も数十万人にも上る難民がおり、安全に帰還させるには準備も十分にされていない状況だ。アムネスティは、国際司法裁判所と国際社会が、ロヒンギャに対する人道支援への制限をなくし、国際機関の捜査に全面的に協力するように、ミャンマーへ命じることも必要だとしている。
(画像はアムネスティ ホームページより)
外部リンク
アムネスティ 国際事務局発表ニュース
https://www.amnesty.or.jp/news/2019/1219_8504.html
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