ミャンマーニュース

ミャンマー海軍は12月15日、同国南部沿岸沖で不審なボートを発見。ボートには、子ども22人と女性69人を含むイスラム系少数民族ロヒンギャ173人が乗っていたという。同国国軍の報道官が17日に明らかにした。

海軍はロヒンギャを拘束し、出入国管理局と警察に引き渡している。

このボートに乗っていたロヒンギャがバングラデシュを出航したのか、ミャンマーを出航したのかは不明だが、バングラデシュの難民キャンプから逃れたロヒンギャだと明言するメディアもあり、情報が錯綜している。

バングラデシュ沿岸警備隊の職員はと述べた上で、とつけ加えた。

2017年に73万人以上のロヒンギャが国軍による迫害を逃れるためにバングラデシュへ逃避。これは、国連がミャンマー国軍主導の弾圧との調査結果を出している。

一方、迫害があったラカイン州には約60万人のロヒンギャが残っており、行動の自由が制限された生活を強いられているという。

国境を挟んだミャンマーとバングラデシュで生活するロヒンギャは、モンスーンが終わって海が比較的穏やかな11月から3月までの乾季にボートでマレーシアやインドネシアを目指し、毎年多くのロヒンギャが命を落としている。

バングラデシュ国内にある難民キャンプでは、ほぼ100万人のロヒンギャが生活。広大なキャンプでの生活はますます厳しくなっていることが予想される。

（画像はVOAより）

外部リンク

Myanmar seizes boat carrying 173 Rohingya Muslims: military spokesman
https://www.reuters.com/

Myanmar detains dozens of Rohingya Muslims from 'suspicious' boat
https://www.devdiscourse.com/

Almost 200 Rohingya Caught Fleeing Bangladeshi Camps by Boat
https://www.voanews.com/