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2019-11-27 18:00

社会

国際刑事裁判所、ロヒンギャに対するミャンマー国軍の犯罪を捜査へ

ロヒンギャ
国際刑事裁判所がミャンマー国軍の犯罪を捜査へ
国際刑事裁判所が、ロヒンギャに対するミャンマー国軍の犯罪に関して、捜査していくことを決定したと、国際事務局発表ニュースとしてアムネスティが11月21日に報じている。

ミャンマー治安部隊は、2017年8月にラカイン州において、ロヒンギャに対して武力による制圧を行ったが、国内はもちろん、海外においても今までこの犯罪に関する責任が追求されることがなかった。

しかし、ロヒンギャの活動家らがアルゼンチンの裁判所に訴訟を起こすなど、司法が動きをみせる中、国際刑事裁判所もミャンマー国軍の犯罪に関して、捜査に着手することを決定。アムネスティは、この動きが犯罪疑惑の解明への大きな一歩になるとした。

捜査対象は一部に限定 安保理への信頼性を損なう方向に
アムネスティは、国際刑事裁判所が捜査に乗り出すとした一方で、捜査対象は一部に限定される見込みで、ミャンマー全域を捜査対象としない国連安保理は信頼性を損なうだけだと指摘。ミャンマー政府にも、国軍に対する責任を追及するべきだとしている。

アムネスティの調査によって、ラカイン州だけでなくカチン州やシャン州でも、人権侵害が続けられていることも明らかになっている。

(画像はアムネスティ ホームページより)


外部リンク

アムネスティ プレスリリース
https://www.amnesty.or.jp/news/2019/1121_8457.html

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