2020-08-25 12:00
社会
NEC、ミャンマーを通る光海底ケーブル敷設プロジェクトのシステム供給契約を締結

最新の光波長多重伝送方式により大容量で長距離
日本電気株式会社(以下、NEC)は、シンガポールの特定目的会社OLLと、大容量光海底ケーブル敷設プロジェクト「MIST」のシステム供給契約を締結した。アジア地域では、データセンターの増加やモバイル・5Gサービスの普及、SNS・Eコマース・企業向けクラウドサービスの拡大など、デジタルへの投資が加速している。
「MIST」は、シンガポール・マレーシア・ミャンマー・タイ・インドを結ぶ総延長距離約8,100kmで、最新の光波長多重伝送方式を採用し、設計容量は毎秒216Tbps以上。
「MIST」ケーブルの敷設により、こうした通信需要の増加に対応するとともに、最新の光伝送技術を活用することで、アジア地域におけるネットワークの冗長性の向上、信頼性の高い通信の実現に貢献する。
工事は2022年末の完了を予定している。
高性能の海底ケーブルシステムで長年の実績
NECは、過去50年以上にわたり海底ケーブルシステム事業を手掛ける海底ケーブルのトップベンダーである。また、陸上に設置する光伝送端局装置・光海底中継器・光海底ケーブルなどの製造、海洋調査とルート設計、光海底ケーブルシステムの据付・敷設工事、訓練から引渡試験まで、全てをシステムインテグレータとして提供している。これまでで地球7.5周分のべ30万kmを超える敷設実績がある。
直近では、2020年6月に、日本・中国・香港・フィリピン・タイ・シンガポール・ベトナムを結ぶ大容量光海底ケーブル敷設プロジェクト「Asia Direct Cable」のシステム供給契約も締結している。
(画像はプレスリリースより)
外部リンク
日本電気株式会社
https://jpn.nec.com/press/202008/20200821_02.html
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