2020-08-28 04:45
社会
国境なき医師団、ロヒンギャ難民の声をもとに現地の状況を報告

3年経った今でも難民キャンプの状況は改善されず
国境なき医師団が運営する病院を訪れたロヒンギャ難民の声をもとに、現地の状況を8月25日に報告した。2017年8月25日にミャンマー・ラカイン州で危機が起こり、多くのロヒンギャ難民がバングラデシュへ流入した。
ロヒンギャ難民の1人であるアブ・シディクさんは、3年経った今でも難民キャンプの厳しい状況は改善されておらず、子どもの遊ぶ場所などもなく危険だとしている。実際、5歳の息子は外で遊んでいたときに交通事故に遭ってしまった。
難民キャンプでも新型コロナウイルスの感染が拡大
ロヒンギャ難民のジョバイダさんは、2017年に夫と1歳の子どもとミャンマーを離れ、近所の人たちとバングラデシュを目指した。難民キャンプで出産した際には、赤ちゃんが産声をあげず目を閉じたままで身動きすらしなかったことから、母子ともに診療所から病院に移された。新型コロナウイルスの検査を受けたところ、母子の感染が確認され隔離病棟で12日間の入院となった。
新型コロナウイルスは難民キャンプでも感染が拡大しており、ジョバイダさんの夫も7か月間収入がなく、不安定な日々が続いている。
(画像はプレスリリースより)
(C)Hasnat Sohan/MSF
外部リンク
国境なき医師団 プレスリリース
https://www.msf.or.jp/
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