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2020-08-22 19:00

社会

21世紀パンロン会議の第4回会合が開催

パンロン会議
問題解決のために非公式会議などで調整
8月19日、ネピドーにあるミャンマー国際コンベンションセンターII(MICC-II)において、21世紀パンロン会議の第4回会合が開催された。

初日の会議の議長は、平和委員会の委員長であるTin Myo Win博士が務め、パネルメンバーは、Tar Hla Pe氏、Tin Maung Win中将、Pu Zing Cung氏、May Win Myint博士であった。

Tin Myo Win博士は、会議冒頭のスピーチで、第3回会合と第4回会合の間は、問題が起こったために2年間の空白があったと言及し、次のように語った。
「多くのハードルや課題があったので、その差異を解決するために、非公式会議や特別会議の開催を含めた様々なアプローチが使用された。また、これまでの会議で合意できなかった問題があり、決定権を持つトップリーダーは、課題を解決するために特別会議を組織する必要があった。『10プラス10会議』を含めた、あらゆる可能性のアプローチが、障害を克服するために使用された。政治的問題だけでなく停戦や軍事問題に関する交渉が、良い結果を得るために徹底的に行われた。」(プレスリリースより引用)

Tin Myo Win博士は、困難な状況にもかかわらず、差異を解決して障害を乗り越えるために、交渉や対話のルートを維持することが非常に重要であると指摘した。

政府が2019年6月13日に「和平プロセスの前進」を提案し、民族武装組織はこのプロセスを歓迎した。また、国民和解・平和センター(NRPC)の委員長であるアウンサン・スーチー国家顧問は、2019年10月28日の全国規模の停戦合意(NCA)の4周年記念式典において、3つの将来的な和平プロセスと5つの連邦原則を発表した。

さらに、Tin Myo Win博士は、様々なグループが、それぞれの背景を持っているにも関わらず、すべての人が、民主的連邦国家を構築するという同じ決意と、和平プロセスを成功させるという同じ願望を持っていると強調し、すべてのグループに対し、全国民が期待している平和を実現するために、より大きな努力をするよう求めた。

今後も民主的連邦国家を構築するために尽力
その後、平和委員会の事務局長は、Khin Zaw Oo中将の引退とNCA実施フレームワークに関する提案を提出した。

また、アラカン解放党の副リーダーであるSaw Mra Yazar Lin氏は、2020年以降の段階的なプロセスと実践に関する提案を提出し、シャン民族民主戦線の共同書記庁であるSai Kyaw Nyunt氏は、民主的連邦国家の構築に関する基本原則に関する提案を提出した。

会議初日の閉会の辞として、会議の議長であるTar Hla Pe氏は、「和平会議の第4回会合の主要目的である、和平合意第3部への署名に関する問題に関する提案がすでに提出されている。」と述べた。

そして、誰もが真に平和と連合を切望していれば、その望みは達成されるだろう、との見解を示し、和平合意第3部に署名した後、すべての関係者は相互信頼を築き、長期にわたる全国的な平和に向けて民主的連邦国家を構築するために尽力するべきであると述べた。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

ミャンマー情報省
https://www.moi.gov.mm/moi:eng/news/1222

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