2020-07-28 12:00
政治
日本とミャンマー、LNGからの電力供給プロジェクトに関する文書を交換

両国要人が式典に出席
ミャンマー情報省によると、同国電力・エネルギー省が7月24日、日本とミャンマーの両政府が開発するティラワ経済特区の「LNG to Power」プロジェクトの作業計画、設計、許可申請等を確認する「Notice to Proceed(着工指示)」を交換したという。LNGとは液化天然ガスのことで、気体である天然ガスを冷却することで液状化させたものだ。また、「LNG to Power」あるいは「Gas-to-Power」とは、発電施設とガス関連施設を一体として開発するプロジェクトである。
文書交換に際して式典が開催され、ミャンマー側からは投資・対外経済関係省のThaung Tun大臣、電力・エネルギー省のWin Khaing大臣とKhin Maung Win副大臣らで、日本側からは丸山市郎駐ミャンマー日本国特命全権大使や企業関係者が出席した。
ミャンマーの取り組み
Win Khaing電力・エネルギー大臣は式典で、「電力は国の産業部門の開発と社会経済発展に重要な役割を果たし、ミャンマーは液化天然ガスから電力への発電に取り組んだ」(プレスリリースより)
と述べ、「着工指示が交わされてから72か月以内に発電できる」(プレスリリースより)
とつけ加えた。水力発電所の建設には長い時間がかかり、新しいガス田からの商業生産の準備ができていないこと、および天然ガスの代替となるLNGの価格下落などを理由に、ミャンマーでは発電用の「LNG to Power」プロジェクトと「LNG基地」建設に着手している。
今後は、天然ガスを全国に供給するための「ガスパイプライン・マスタープラン」も実施される予定だ。
(画像はプレスリリースより)
外部リンク
ミャンマー情報省
https://www.moi.gov.mm/
ミャンマー情報省のプレスリリース
https://www.moi.gov.mm/news/
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