ミャンマーニュース

ミャンマー南東部のカレン州で7月28日、数千人の村人が同国国軍による民間人殺害に対する正義を呼びかけ、政府が軍部隊を4つの前しょう基地から撤退させるよう要求した。

この抗議デモには114の村から4650人が参加。前週には35の村から1500人以上が集まり同様の抗議デモを行っており、今回は2回目となる。

地元の報道によると、同州Dwe Lo郡区の村で16日、2人の兵士がカレン族女性を射殺し、金の宝飾品を奪ったという。

すでに兵士は逮捕され、軍法会議が進行中である。国軍は、と述べている。

しかし、カレン平和支援ネットワーク（KPSN）は、と反発した。

カレン民族同盟（KNU）の反政府勢力は、60年以上の戦闘の後、2012年に国軍との停戦に合意。2015年には全国規模の停戦協定に合意したが、国軍とKNUは依然として領土紛争をめぐって対立している。

2018年以降は、国軍による道路の再建で両者の緊張が高まっていた。

抗議者らによると、この地区ではKNUにより部分的に管理されているため、国軍は地元の人々を“敵”とみなしているという。

なお、今年1月から同地区ではすでに5人の民間人が兵士により殺害されている。

（画像はThe Irrawaddyより）

外部リンク

Thousands protest against Myanmar army after woman's killing
https://www.channelnewsasia.com/

Thousands of Villagers in Myanmar’s Karen State Protest Army Killings of Civilians
https://www.irrawaddy.com/

Ethnic Karens Press Myanmar Army to Remove Troops Over Killing of Civilian
https://www.rfa.org/