2020-07-18 14:00
政治
OHCHR、ミャンマーに自由かつ公正な選挙を要請

人種、民族、宗教等に関係なく投票権を
国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)は7月15日、ミャンマーの人権状況に関する新しい国連特別報告者である米国人のトーマス・アンドリューズ(Thomas Andrews)氏が国連人権理事会で、今年11月にミャンマーで行われる総選挙が自由かつ公正なものになるのか疑問を呈したことを明らかにした。同氏は、
「今年11月、ミャンマーの人々は自由で公正な選挙に参加する権利がある」(プレスリリースより)
と述べた上で、それらには人種、民族、宗教、表現の自由等に関係なく投票権を尊重することや、情報への自由なアクセス等が含まれることに言及。さらに、
「紛争地域の人々が自分の権利を行使できるようにするために、今すぐに対策を講じる必要ある」(プレスリリースより)
と述べている。政治改革が継続されるかが問題
アンドリューズ氏は、ミャンマーが50年近くにわたり軍事支配された後、10年前から政治改革が進められていることに触れ、その改革が継続されるかどうかが問題だとした。なぜなら、何十万人にもおよぶロヒンギャが依然難民キャンプで悲惨な状況にあり、基本的な人権を欠いているためだ。
同氏は国連事務総長が要請する世界的な停戦をミャンマー国軍にも遵守するよう要請し、ミャンマー政府に国際司法裁判所、ミャンマーの独立調査機構および国際犯罪者を含む既存の国際司法メカニズムに協力するよう進言したという。
(画像はOHCHRより)
外部リンク
OHCHR
https://www.ohchr.org/
OHCHRのプレスリリース
https://www.ohchr.org/News/
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