2018-06-06 10:00
社会
カタール赤新月社、断食明けの食事「イフタール」をミャンマーへ支援

QRCSとムスリム・エイドの共同実施
国際赤十字・赤新月運動によって運営される各国の人道支援団体の1つであるカタール赤新月社(Qatar Red Crescent Society:QRCS)は6月3日、イスラム教徒が毎年行う断食「ラマダーン」の際に食べる食事「イフタール」をミャンマーへ支援するプロジェクトを実施した。「ラマダーン」とは、イスラム暦の9月に断食を行うことで、今年は5月16日から6月14日までとなっている。この期間は、日の出から日没まで飲食を断ち、完全に日が沈んでから食事をとるが、この日没後の食事を「イフタール」と呼ぶ。
このプロジェクトは、ミャンマーにあるQRCS事務所と1985年に英国で設立された国際慈善団体ムスリム・エイド(Muslim Aid)が共同で実施した。
約1万2,500人分の食糧
このプロジェクトによりQRCSは1,825家族、約1万2,500人分の食糧をミャンマーへ送った。その荷物の数は、シャン州ラーショー(Shan State Lashio City)に400箱、ラカイン州シットウェ(Rakhine State Sittwe City)に1,000箱、マンダレー地方域メイッティーラ県(Mandalay Region Meiktila District)に425箱に上ったという。
40kgほどの各荷物には、米、パスタ、植物油、乾燥豆、缶ビーフ、コショウ、タマネギ、ニンニク、砂糖、凝縮ミルクのような基本的な食料品が含まれている。
なお、このプロジェクトの総額は、7万2,527ドル(約800万円)相当であった。
(画像はQatar Tribuneより)
外部リンク
Qatar Red Crescent Society gives aid to conflict areas
http://www.mizzima.com/
QRCS distributes food packages to 12,500 beneficiaries in Myanmar
http://www.qatar-tribune.com/
QRCS’s food aid to 12,500 people in Myanmar
https://www.thepeninsulaqatar.com/
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