2018-05-04 05:00
社会
ユニセフ、モンスーンによる難民キャンプへの被害予想や備えなどを発表
5万5,000人の子どもを含む10万人以上が危険に
世界中の子どもの権利と健康を守るために活動する公益財団法人日本ユニセフ協会(以下、ユニセフ)が、ロヒンギャ難民キャンプがあるバングラデシュにモンスーンの季節が迫っており、災害による被害予想や、それに対する備えなどを5月2日のプレスリリースで発表した。難民キャンプのあるコックスバザールには雨が降り続いており、4月26日夜には仮設住居が破壊されるなどの被害が及んだ。ユニセフは今後、モンスーンの季節に入り雨が激しくなるにつれて、5万5,000人の子どもを含む10万人以上の人々が、洪水や地すべりの危険にさらされるとしている。
急性の水様性下痢症の治療 コミュニティ・ボランティアの配置も
ユニセフは、洪水で急性の水様性下痢症に苦しむ人々が増加することを想定し、下痢治療センターを新しく5か所に建設。医薬品はもちろん、治療用ミルクや栄養治療食(RUTF)なども大量に準備した。また、訓練されたコミュニティ・ボランティアを配置し、家族と離ればなれになった子どもをサポートするほか、離ればなれになることを防ぐための取り組みも継続している。更に、離ればなれになったとき、どのように行動するのかなどもコミュニティに説明している。
(画像はプレスリリースより)
(C)UNICEF_UN0203395_Sokol
外部リンク
公益財団法人日本ユニセフ協会のプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/000001145.000005176.html
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