2018-05-09 10:00
政治
イギリスがロヒンギャ難民に追加支援を決定

雨期を乗り越えるための医療や食糧提供、予防接種を実施
5月7日、イギリス政府はコックスバザールのロヒンギャ難民へ人道的支援の追加を表明した。サイクロンとモンスーンのシーズンに入り、ロヒンギャ難民への支援が広がっている。イギリスは主要な援助国であり、2017年8月には1億2900万ポンドを支援している。
今回は7000万ポンドの追加支援を約束した。これによって、医薬品や安全な避難所、食糧、飲料水、出産サポートが確保される。その他、およそ100万に対しコレラの予防接種を実施することも決まっている。
イギリス政府によれば、現在20万人が安全な避難所を、30万人が食糧と安全な水を必要としている。援助が必要な妊産婦は30万人、栄養補助が必要な5歳以下の子どもは12万人いる。
今回の追加支援により、このような支援を必要としている数十万人のロヒンギャ族が危険な時期を乗り越え、救われることが期待できる。
日々拡大する危機 弱者に対する長期的な支援が必要
国際開発秘書官のPenny Mordaunt氏は、ロヒンギャ難民の危機は日々拡大しているとして、専門的な知識を活用し難民を救うよう求めている。秘書官は、
昨年、世界各国がロヒンギャ難民に対する支援を迅速に行った。しかし、必要なのは女性や子どもなど弱者への長期的な支援だ。(プレスリリースより)
と述べている。
(画像はプレスリリースより)
外部リンク
GOV.UK/プレスリリース
https://www.gov.uk/
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