2018-05-01 06:00
社会
ヤンゴン最大のゴミ処理場で火災発生

発生から6日後、政府は「ほぼ鎮火」と発表
ヤンゴン地方域のゴミ処理場で火災が発生した。発生から6日たった26日午後、ヤンゴン政府は火災がほぼ鎮火したことを発表した。火災は北部県ラインタヤ郡区のゴミ処理場で発生した。ヤンゴンで最も大きいゴミ処理場で、17年前に埋立地としてつくられた。
メタンの増加が火災発生の原因とみられる。現地では消防隊員と兵士が消火活動を行ったが火は周囲の街にも広がり、6日後になっても鎮火状況はまだ80%という状態だ。
周囲に有毒な煙広がる 住民の健康被害を懸念
ラインタヤ総合病院にはこれまでに38人が運ばれている。いずれも煙を吸ったために肺や腎臓、心臓に問題が発生した。そのうち2人は3歳と生後3ヶ月の子どもで、最年長は94歳だという。被害者数はまだ明らかではない。ラインタヤ医療機関では今後調査をすすめ、煙を直接原因とする被害者の状況を調べるという。また、健康に問題がある人々には悪化する可能性があるため、咳や息苦しさなどの症状があれば受診するよう呼びかけている。
有害な煙はラインタヤ川を越え、市街地や繁華街にも及んでいる。政府は36時間以内にタイから消火剤を輸入し、煙の減少に取り組むとしているが、地元メディアでは、ヤンゴン地域首相の対応の遅さを批難する記事もみられた。
(画像はThe Irrawaddyより)
外部リンク
The Irrawaddy
https://www.irrawaddy.com/
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