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2018-04-21 12:00

政治

バングラデシュ、ロヒンギャ難民のミャンマーに向けた帰還に関する覚書に署名へ

バングラデシュ
国連機関との協力を促進
バングラデシュと国際連合難民高等弁務官事務所(以下、UNHCR)は、4月20日に、ロヒンギャ難民のミャンマーに向けた安全かつ自発的帰還を確実にするための覚書(MoU)に署名する。

関係者によると、このMoUでは、バングラデシュと国連機関との協力を促進することを目的としており、外務大臣のM Shahidul Haque氏が率いる7人のバングラデシュ代表団が、MoUに署名するために既にジュネーブに入っている。

ミャンマー、厚生・救助・再開拓省のWin Myat Aye大臣は、UNHCRおよび国際連合開発計画(UNDP)との間で提案されたMoUを完成させるとともに、帰還手続きを支援するために早急に署名することを表明した。

Win Myat Aye大臣は、「我々は、できる限り迅速に帰還手続きを開始できると確信している。」と述べ、具体的な日程については「非常に早急に」とした。

2年以内に帰還を完了
バングラデシュとミャンマーは、2017年11月23日に、帰還についての合意書に署名し、1月16日には、ロヒンギャ難民がバングラデシュから母国への帰還を促進する「物理的配置」に関する文書に署名している。「物理的配置」では、帰還は、開始から2年以内に完了することが望ましいと規定している。

バングラデシュには現在、ブータン人口よりもはるかに多い120万人のロヒンギャ難民が存在している。

Win Myat Aye大臣は、4月11日に、ロヒンギャ難民の収容所を訪問した。これは、ラカイン州におけるミャンマー軍の撤退に続いて、70万人のロヒンギャ難民が昨年の8月から避難していた最大規模の難民キャンプを、ミャンマーの大臣が初めて訪問したものである。

バングラデシュは、ロヒンギャ難民1,673世帯(8,032人)のリストをミャンマーに渡しており、ラカイン州への帰還の第1段階を開始しているが、帰還したという動向はまだない。

(画像はUnited News of Bangladeshより)


外部リンク

United News of Bangladesh
http://www.unb.com.bd/

The Daily Star
https://www.thedailystar.net/

Eleven Myanmar
http://www.elevenmyanmar.com/politics/13721

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