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2018-04-08 09:00

経済

【上組】ミャンマー・ティラワ港湾ターミナル運営権取得

上組
ミャンマーで4番目となる物流事業
港湾運送最大手の上組は4月6日、ミャンマー最大の商業都市ヤンゴンの郊外にあるティラワ港のターミナル運営権を取得したことを発表した。

これはミャンマー沿岸の港湾を規制し管理する政府機関である港湾公社(Myanma Port Authority:MPA)とのコンセッション契約締結で実現し、運営権は2019年2月より38年間にわたるという。

ターミナルは日本政府の有償資金協力で建設され、コンテナ船を中心にあらゆる港湾事業を展開し、上組の港湾運営ノウハウを導入することで多目的ターミナルとして活用される予定だ。

上組はミャンマーですでに総合物流事業会社である上組EFR、ティラワSEZ所在物流事業会社であるTGL、ティラワバルクターミナル事業会社であるIBTTという物流事業を展開しており、今回の港湾ターミナル運営事業はミャンマーでの4番目の物流事業となる。

契約締結の経緯
上組は2013年、独立行政法人国際協力機構(JICA)より協力準備調査の委託を受け、商業都市ヤンゴンの交通混雑や経済成長に伴う輸送貨物の増加などにより、将来的に物流拠点が現在のヤンゴン港からティラワ港へ移行されるとの観点から、ティラワ港のターミナル運営がビジネスとして成立するかを検討していた。

ティラワ港は既存のヤンゴン港より大型船の着岸が可能な上、海底砂州による潮待ちを必要としない地理的優位性があり、輸出入貨物の受けわたしが効率的に行えるという。

上組はタイ、カンボジア、スペイン等に既設の海外ターミナルを有していることもあり、日本国内のターミナルを含め、それらのターミナルとのネットワークを活用し、グローバルな事業展開を強化する狙いがあるとみられる。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

上組
https://www.kamigumi.co.jp/

上組のプレスリリース
https://www.kamigumi.co.jp/news/

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