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2018-04-07 06:15

経済

ヤンゴンの新しいサテライトタウンプロジェクトに投資を呼びかけ

ヤンゴン
様々なインフラ整備を実施
New Yangon Development Co. Ltd(以下、NYDC)は、3月31日にヤンゴンのロッテホテルで介さされたNYDCの立ち上げイベントにおいて、地元企業と外国の起業家などの第三者機関に対して、新しいサテライトタウンシップを作る都市拡張プロジェクトに投資することを呼びかけた。

このプロジェクトにより、およそ200万人の人々に対して、大規模な雇用機会を提供することが期待されている。第1フェーズには中核となる社会基盤プロジェクトが含まれ、2020年までに完了する予定である。

NYDCのCEO兼副会長であるSerge Pun氏によれば、第1フェーズには、ヤンゴン川の西側1,500平方メートルが開発され、5つの郡、2つの橋、長さ26キロメートルの幹線道路、10キロ平方メートルの工業地帯、発電所施設、水処理プラントが含まれる。

ヤンゴン地域首相であるU Phyo Min Thein氏は、次のように説明した。
「新しいサテライトタウンプロジェクトの実行には15億ドルが必要であり、ヤンゴン地域政府は700万ドルの資本を提供する。官民パートナーシップを通じて実施される計画では、民間部門は、財政援助を提供するうえで重要な役割を果たし、ヤンゴン地域政府は、事務手続きにおける赤字削減のためのワンストップサービスを提供していく。NYDCは、ヤンゴン地域政府を代表してプロジェクトの責任を負うこととなり、地域政府が行うことによりも簡単になるだろう。」(プレスリリースより引用)

200万人の雇用創成を期待
実業家のSerge Pun氏は、「投資家のほとんどは、ミャンマーに高層ビルやショッピングセンター、マンションなどの大規模な建設を行うためにやって来ている。しかし、工場は、地元住民を雇用する必要があり、宿泊施設や学校、病院が必要であることから、適正価格のアパートが建設されることが期待される。我々は、短期間で、200万人の雇用機会を提供することを目指してNYDCを運営する予定である。」と語った。

NYDC理事会の議長には、ヤンゴン地域政府の電気・産業・運輸大臣のDaw Nilar Kyaw氏が就任し、また、農業・畜産・林業・エネルギー担当大臣であるU Han Tun氏が、George Yoe氏とU Tun Myat氏とともに、社外取締役の役職に就く。

Serge Pun氏によれば、この新しい都市プロジェクトでは、関係会社は入札に参加せず、公正な管轄を通じて、公的調達を行う。

また、NYDCは、広く使用されているスイスチャレンジシステムを採用する予定である。スイスチャレンジシステムは、現地状況に適応できるように多少の修正が行われ、その名前はNYDCチャレンジに変更される。

(画像はミャンマー情報省ホームページより)


外部リンク

ミャンマー情報省 プレスリリース
http://www.moi.gov.mm/2/04/2018/id-13095

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