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2018-03-28 04:00

経済

ミャンマー米協会、以前使用していた港の再開を政府に要請

米
高額な港湾手数料のために貿易業者が外国へ流入
ミャンマーの米協会(以下、MRF)は、ヤンゴン国際港における高額な手数料によって、国際貿易業者が外国へ移動することが余儀なくされることから、取り引きコストを削減することを目指して、古い港を再開することを政府に要請したと、ミャンマー・アリン紙が報じている。

MRF事務局長であるU Ye Min Aung氏は、次のように述べた。
「港湾手数料は高額であり、我々は、非常に競争の激しい市場で他国と競争するために、迅速に対応を取らなくてはならない。」(プレスリリースより引用)

MRFは、植民地時代に取り引き拠点であったモーラミャイン、パテイン、シットウェー、ダウェイの港を再開することを要請した。現在、一般的な港湾手数料は、インドやタイ、ベトナム、パキスタンと比較して、30ドルまで増加しており、国際的なバイヤーが外国市場へ流出する要因となっている。

2017年4月から2018年2月まで、300万トンの米と砕精米、9億8,400万ドル相当が、貿易相手国に輸出され、2020年までに4万トンの米が出荷される予定となっている。したがって、MRFは、より多くの港湾と水路を開発したいと考えている。

古い港を再使用するためには、水路、港湾施設、輸出と輸入のプロセスを改善するための準備が必要であると、運輸通信省の事務次官であるU Win Khant氏は、ミャンマー・アリン紙に語った。

ミャンマー産業にとって米の生産と輸出は重要
以前、ミャンマーの米は、40ヶ国に輸出されていた。今、米の輸出市場は、中国やバングラデシュ、スリランカ、アフガニスタン、ベルギー、ポーランドなど62ヶ国に及んでいる。

2018年2月、米の輸出価格は、その品質に応じて、1トンあたり356ドルから430ドルの間であった。一部の米の品種は、海上貿易を通して、より多くの利益をもたらし、また別の品種は、国境貿易を通してより高い価格を得る、と米の商人は述べた。

また、MRFの副会長であるU Mann Kyaw Win氏によると、米業界の主な課題は、血統種が入手できるか、高い投入コスト、高い生産コスト、技術の欠如、高い取り引きコスト、物流の問題である。

米はミャンマーの農産物によって不可欠なものである。生産の75%は国内消費に使用され、残りは輸出される。昨年度は、170万トンの米と砕精米、5億5,400万ドル相当が輸出された。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

ミャンマー情報省
http://www.moi.gov.mm/moi:eng/?q=news/22/03/2018/id-13029

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