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2018-03-28 11:00

政治

外務大臣政務官がミャンマー訪問、帰還難民の一時滞在施設など視察

外務大臣政務官
平和的共存は地域の安定維持に不可欠
ミャンマー情報省は3月25日、日本の堀井巌(ほりい・いわお)外務大臣政務官が主導する代表団が、同国ラカイン州マウンドー(Maungtaw)地区にある避難民帰還のための施設「フラポーカウン(Hla Pho Khaung)一時滞在センター」を24日に訪問したことを発表した。

堀井政務官らは同施設を視察するとともに、マウンドーで暮らすヒンズー教徒やイスラム教徒の人々と会い、一時滞在施設の提供についての進捗状況を確認したという。

同政務官は記者団に対し、
「マウンドー地区の状況を確認し、日本政府がどんな援助を提供できるかを評価するために訪れた」(プレスリリースより)
と述べた上で、
「ラカイン族、ヒンズー教徒、イスラム教徒など、様々な民族がこの地域で平和に暮らしていることを知った。従って、平和的共存は地域の安定を維持するために非常に重要である」(プレスリリースより)
と付け加えた。

ミャンマー情報省は、日本が友好国であり、必要に応じてミャンマーとバングラデシュの双方に援助を提供して帰還プロセスを支援するだけでなく、雇用機会を創出し、帰還者に教育を提供していることにも言及している。

首都ネーピードーも訪問
日本外務省によると、堀井政務官が率いる代表団は23日にミャンマーへ到着し、首都ネーピードーでミン・アウン・フライン国軍司令官、チョウ・ティン・スエ国家最高顧問府大臣、ソー・アウン社会福祉救済復興副大臣と会談したという。

日本の代表団は会談で、避難民が安全で自発的な尊厳ある帰還を実現するために支援を継続することを表明。

また、一時滞在施設だけでなく、再定住先の村における社会インフラ整備、帰還後の安全確保、国籍審査プロセスなどに関し、より明確な方針を示すよう働きかけたという。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

ミャンマー情報省のプレスリリース
http://www.moi.gov.mm/moi:eng/

日本外務省のプレスリリース
http://www.mofa.go.jp/mofaj/

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