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2018-03-10 00:45

社会

野生の象の危険も ミャンマーからの難民が新たな苦境に直面

難民
560,000人以上もの難民が、クトゥパロンの難民キャンプに
国連難民高等弁務官事務所(以下、UNHCR)が、ミャンマーからバングラデシュに逃れている難民が新たな苦境に直面していると、6日のプレスリリースで発表した。

2017年8月末以降、670,000人以上のロヒンギャ難民がミャンマーからバングラデシュに逃れており、コックスバザール県にあるクトゥパロングの難民キャンプだけで、560,000人以上もの難民が身を寄せている。今回UNHCRは、病気や自然災害などのほかに、難民が野生の象による危険にもさらされていることを訴えた。

およそ40頭の象が生息し、既に複数の死傷者が 居住地も失う
クトゥパロングの難民キャンプのエリアには、およそ40頭の野生の象が生息しており、エサを求めてミャンマーとバングラデシュの間を行き来している。

象が難民キャンプ内を通過していくと、大きな被害がでるとしており、実際に難民キャンプ内で象が驚き、難民10人が死亡し、複数の負傷者がでたほか、居住地も破壊された。

UNHCRは国際自然保護連合(IUCN)と協力し、近づく象に適切に対応するため特別な訓練を受けたグループERTs(Elephant Response Teams)も配置するなど、難民の安全確保に向けた活動を開始している。

(画像はUNHCR ホームページより)


外部リンク

UNHCR プレスリリース
http://www.unhcr.org/

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