2018-03-11 00:00
社会
ロヒンギャ女性が自信を取り戻す 電子バウチャーが大きな役割を

国連WFP、電子バウチャーを女性に提供し決定権を委ねる
飢餓のない世界を目指す国連の人道支援機関である国連世界食糧計画(以下、国連WFP)が、ミャンマーからバングラデシュに逃れているロヒンギャ難民の女性に対し、電子バウチャーを提供しており、決定権を委ねたことで、自信を取り戻しつつあると、8日のプレスリリースで伝えている。国連WFPは、指定された地元の店で食品の購入ができるように電子食糧引換券プログラムを展開し、電子バウチャーを家族の中でも女性に提供している。この家族のために食材を選ぶという行動から、ロヒンギャ女性が自信を取り戻しつつあると明らかにした。
混乱も怒鳴り声もなく平穏に買い物も 安全に食べ物の確保が可能
家族とともに難民生活を送る女性によれば、混乱も怒鳴り声もなく平穏に買い物ができ、配給を受けるために、押し合ったりすることがなく、安全に食べ物の確保が可能だとしている。2017年8月末以降、バングラデシュには67万人以上もの難民が流入し、世界最大規模の難民キャンプが存在する。電子バウチャーの提供のほかにも国連WFPは、妊産婦と5歳未満の子どもを対象とした施設を設け、継続的に栄養強化食品などの提供も続けている。
(画像はプレスリリースより)
外部リンク
国連世界食糧計画 プレスリリース
http://ja.wfp.org/news/stories/18-08
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