2018-02-12 14:00
社会
外交官と国連機関、ロヒンギャ帰還の状況確認のためラカイン州を視察

国際社会と真の状況を共有
ミャンマー国際協力省のチョー・ティン(Kyaw Tin)大臣は2月9日、外交官や国連機関で構成された代表団を率いて、ラカイン州マウンドーにある帰還キャンプと中継キャンプを訪問した。この訪問の主な目的は、ミャンマー政府のロヒンギャ帰還に関する努力を正確に国際社会に広めることだという。
チョー・ティン大臣はシットウェー(Sittway)空港で、バングラデシュとの二国間協定の下で、ミャンマー政府とラカイン州政府が行った送還手続きと措置に関して、代表団に説明した。
また、ラカイン州のNyi Pu首相は、外交官や国連機関と真の状況を共有することで、国際社会がミャンマー政府に協力することを要請したという。
3つのキャンプを視察
代表団はその後、避難民を受け入れるTaung Pyo Letweキャンプへ移動。帰還者に提供される宿泊施設、食糧、安全保障、保健医療に関して説明を受け、キャンプ内を視察した。その後、水路を使って帰還するロヒンギャを受け入れるNga Khu Yaキャンプへ移動。同キャンプには、帰還者を調査するために12省庁から成る出張所を開設し、80名以上のスタッフが常勤している。
代表団は、調査のプロセスや帰還者の国家認証カード発行の手順を視察した。
夕方には、Pantawpyin村のイスラム教徒コミュニティを訪問。ヤンゴン地方域政府が完成させた家屋を視察した。
Pantawpyin村を訪れた代表団は、村人たちに安全保障、教育、健康、経済、社会情勢について尋ねたという。
なお、今回視察した代表団は、日本、米国、カナダ、ブルネイ、チェコ共和国、EU、ロシア、オーストラリア、韓国などの外交官と、国際連合難民高等弁務官事務所(UNHCR)や国際連合食糧農業機関(FAO)、国際連合世界食糧計画(WFP)などの国連機関の代表者で構成されている。
(画像はプレスリリースより)
外部リンク
ミャンマー情報省のプレスリリース
http://www.moi.gov.mm/moi:eng/
国際連合難民高等弁務官事務所(UNHCR)
http://www.unhcr.org/
国際連合食糧農業機関(FAO)
http://www.fao.org/
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