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2018-01-27 23:45

社会

ロヒンギャ族が帰還へ ユニセフが無制限な人道支援などが可能な環境を求める

ユニセフ
治安の改善と人道支援が届けられる環境に 時期尚早な動きに懸念
世界中の子どもの権利と健康を守るために活動する公益財団法人日本ユニセフ協会(以下、ユニセフ)が、ロヒンギャ族がミャンマーに帰還することに関し、治安の改善と人道支援が届けられる環境を整えることが最重要であるとの考えを、25日のプレスリリースで表明した。

2017年8月にミャンマーのラカイン州で起きた危機以来、およそ68万8,000人の難民が、バングラデシュで厳しい避難生活を送っている。そんな中帰還の話が進められていることに関してユニセフは、治安が改善され、人道支援が無制限に届けられるようになることが必要不可欠であると、時期尚早な帰還の話に懸念を示している。

子どもの権利と保護などを ユニセフ事務局次長が現地を訪問
クトゥパロン(Kutupalong)難民キャンプなどを訪れたユニセフ事務局次長ジャスティン・ フォーサイス氏も、いまだに国境の反対側の村で、複数の火災や襲撃を耳にしたとしており、子どもの安全や福祉も確保されていないと指摘。

ミャンマーとバングラデシュなどが帰還の合意に向けた議論を進めているが、子どもの権利と保護や、支援のニーズを満たすことを中心に物事を進めなければならないと訴えている。

(画像はプレスリリースより)
(C)UNICEF_UN0155610_Sujan


外部リンク

公益財団法人日本ユニセフ協会のプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/

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