2018-11-14 20:00
経済
スーチー国家顧問、ASEANサミットでミャンマーへの投資を勧誘

幅広い産業への投資を呼びかけ
シンガポールに滞在中のミャンマーのアウンサンスーチー国家顧問は、ASEAN企業投資サミット-2018(ASEAN Business and Investment Summit-2018)で基調演説を行った。スーチー国家顧問は演説で外国人投資家に対し、農業、家畜生産、漁業、輸出入関連産業、電力部門、ロジスティック産業、教育サービス、ヘルスケア産業、住宅建設、工業団地の設立などを含む幅広い産業への投資を呼びかけたという。
同国家顧問は、ミャンマーでより魅力的で投資家にやさしい環境を作り出すための改革措置が取られていることに言及し、新しい法律では外国人投資家と国内投資家の両方にとって公平でより平等な市場を創出することを目指しているとアピール。
また、ミャンマーのあらゆる部門で改革が行われ、マクロ経済管理を強化しようとする改革は、経済安定のためには絶対不可欠であり、投資を増やすための強力なマグネットであると主張している。
さらに、ミャンマー投資委員会(Myanmar Investment Commission)が再編され、合理的かつ簡潔・明確で予測可能な標準運用手順(Standard Operating Procedures:SOPs)を確立するために、政府機関内のすべてのプロセスを再考察していることを明らかにした。
ティラワ経済特区Zone Bへの投資を熱望
ミャンマーへの投資手続きの合理化やSOP開発および窓口の一元化は、有益であるのはもちろん、容易で友好的な投資環境を整えることも目的としているという。スーチー氏は演説で、公・私両部門の協力で達成された成功例として「ティラワ経済特区」を挙げ、
「非常に短期間で大きな成功を収め、実際に経済に参入した投資総額は14億4,910万米ドルに上る」(プレスリリースより)
と述べた。さらに、同経済特区には日本をはじめ、米国、ドイツ、フランス、スウェーデン、オーストラリア、中国、インド、シンガポール、タイ、台湾などの企業が進出していることを紹介した上で、同経済特区のZone Bへの投資を熱望したという。
(画像はプレスリリースより)
外部リンク
ミャンマー情報省のプレスリリース
http://www.moi.gov.mm/
ミャンマー投資委員会
https://www.dica.gov.mm/
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