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2018-10-07 01:30

経済

JICA、「マンダレー港開発計画」でミャンマー政府に無償資金協力

JICA
マンダレー港の近代化
国際協力機構(JICA)は10月3日、ミャンマーの「マンダレー港開発計画」を対象とした無償資金協力の贈与契約を同国政府と締結したことを発表した。

これはミャンマー第2の都市マンダレーの港を近代化するための事業で、港の接岸施設やターミナルなどを整備するという。

整備には、全長180mの桟橋や連絡橋、コンテナヤード、空コンテナ置き場などの設置やターミナルエリアの埋め立てなども含まれる。

また、港湾事務所、労働者休憩所、発電所などの建築も手がてる予定だ。

JICAによると、港湾が整備され荷役が機械化されれば年間20万トンの貨物の取り扱いが可能になるばかりか、時間あたりの荷役効率も約6倍に増加するという。

さらに、船舶係留期間が90%以上短縮され、内陸水運の交通・物流が効率化される。

住民の生活向上へ期待
ミャンマーの最大商業都市であるヤンゴンと第2の都市マンダレーとの間では多くの旅客船や貨物船が往来し、港は人々の生活を支えるヒトとモノの移動拠点となっている。

マンダレー港は内陸水運で重要な役割を担う反面、自然河岸を用いただけの港で、貨物荷役施設も設置されていない。

そのため、河岸から船舶に木板を渡した通路を使って人力で荷役を行うしかなく、水運効率が劣悪な環境であった。

これらの環境を整えるための事業であり、この整備により同国北部地域住民の生活が向上されることが期待される。

(画像はJICAより)


外部リンク

国際協力機構(JICA)
https://www.jica.go.jp/

国際協力機構(JICA)のプレスリリース
https://www.jica.go.jp/press/

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