2018-09-17 18:00
社会
ロヒンギャ難民危機、次の段階の緊急人道支援に向け国際社会のサポートを

ラカイン州での危機発生から1年 いまだに必要なものが多く
国連難民高等弁務官事務所(以下、UNHCR)は9月12日、ミャンマー・ラカイン州での危機発生から、次の段階の緊急人道支援に向け国際社会のサポートが必要であると呼びかけた。ラカイン州での危機から1年が経過し、今までに72万人ものロヒンギャ難民がバングラデシュに逃れた。UNHCRは、ロヒンギャ難民のミャンマーへの帰還を目指し、ラカイン州の再建に取り組んでおり、様々な支援を提供してきたが、いまだに必要なものが多く、国際社会からのサポートが必要だとしている。
1,500トンを超える緊急キットを輸送 難民自身も活動に貢献
UNHCRは、同危機が発生してすぐに、緊急対応に臨むためスタッフを倍増。1,500トンを超える緊急キットを空輸で難民に届けた。シェルターの補強や建設には、UNHCRとNGOに加え、難民自身も携わっている。今ではあらゆる人々からの協力で、トイレや飲食物なども改善された。また、バングラデシュに逃れたロヒンギャ難民のうち、全体の半数以上が子どもであり、教育の提供も、中期的な人道支援の観点から重要であるとの認識を示した。
(画像はプレスリリースより)
(C)UNHCR/Andrew McConnell
外部リンク
UNHCR プレスリリース
http://www.unhcr.org/jp/20837-ws-180912.html
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